乳がん ホルモン治療

乳がんのホルモン治療ってどんなの?閉経前と後とではちがうの?

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乳がんはステージ4になると、5年生存率は40%近くですが、ステージ1、2であれば90%ほどなので、早めに治療を始めれば助かる確率が高いがんといえます。
そんな乳がんで行われる治療にホルモン治療というものがありますが、それはどういうものかというと、女性ホルモンの一種であるエストロゲンが刺激をすることで増殖をするタイプのがんに対して、薬を用いるという治療です。

 

抗エストロゲン剤が投与されれば、エストロゲンの働きの抑制されますし、LH-RHアゴニスト製剤あるいはアロマターゼ阻害剤の投与されれば、エストロゲンの産生の抑制が行われて、ガンの増殖は止まるのです。
薬を用いるのですから、副作用はないのかというと、女性ホルモンを減らすので更年期障害と同じ症状が出て来ることになります。
つまりホットフラッシュやめまい、更年期うつ症状などです。
副作用がでたら、薬の切り替えなどをして、症状を改善していくことが必要です。

 

この治療を行うためには、まずエストロゲンによって増殖するがんなのかを、検査して調べなければいけません。
また、ホルモン療法だけを単独で行うのではなく、抗がん剤など他の治療が終わったあとに、治療を開始するというのが一般的な流れです。
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女性ホルモンの分泌というのは閉経前と閉経後では、その状況が大きく異なりますが、例えば閉経前であれば卵巣に作用するLH-RHアゴニスト製剤を、閉経後であればエストロゲンを作るために必要な酵素に作用するアロマターゼ阻害剤が用いられることになります。
生理の状態で薬を切り替えることで効果が期待できるということで、閉経をしている方に対しては、抗エストロゲン剤よりもアロマターゼ阻害薬のほうがよく使われます。
また、閉経前、閉経後、両方に効果があるプロゲステロン製剤という薬がありますが、こちらは進行・再発乳がんに用いられます。

 

治療は、長期に亘って行われ、手術をするために乳がんを小さくするためならば、半年程度、手術後の治療ということであれば、数年に渡り行われます。
ただ、乳がんは再発の危険性も大きいので、10年以上の服用を勧める動きが大きくなっています。
LH-RHアゴニスト製剤の場合には定期的に皮下注射を行い、他の場合には毎日経口摂取をしていきます。

 

では、ホルモン治療の効果はどのくらいなのかというと、ホルモン治療が出来る患者はおよそ7割位です。
その中で10年生存率は治療を行えば10%から20%は向上するとされているのです。
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