乳がん 生存率 ステージ3

乳がんの生存率、ステージ3の場合は?

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結論から言いますと、乳がんの生存率、ステージ3の場合は、おおよその確率ですと、
5年生存率が70%、10年生存率が60%となっています。

 

乳がんのステージ3とは?
ステージ3は局所進行乳がんと呼ばれ、しこりの大きさや転移の状況によっても更に細かく分類されます。

 

乳がんのステージ3とはどのような状態を指すのでしょうか?
乳がんの進行度(ステージ)はしこりの大きさや広がり、リンパ節転移の有無や骨、肺、肝臓など他の臓器への転移(遠隔転移)によって分類されます。治療方法もがんの性質や進行具合、再発のリスクなども考慮しながら手術や化学療法(抗がん剤やホルモン療法)、放射線治療などを組み合わせながら治療をして行きます。

 

乳がんステージ3は局所進行乳がんとよばれます。ステージ3では脇の下に転移が多数ある場合やしこりの大きさが5cm以上あり腋窩リンパ節転移や他の部位にも、がん、がある場合を指します。

 

ステージ3はその中もさらに細かく分かれ、Va期Vb期Vc期に分類されます。

 

Va⇒腋の下に転移が見られしこりの大きさは2cm以下になります。リンパ節に癒着が見られたり、また周辺組織にもしっかりと固まった状態です。また腋窩リンパ節転移は見られず、内胸リンパ節と呼ばれる胸骨の内側にあるリンパ節が腫れている状態です。その他、しこりが5cm以上あり、内胸リンパ節や腋窩リンパ節に転移がある状態を言います。

 

Vb⇒「炎症性乳がん」がこの分類に含まれます。しこりの大きさや腋窩リンパ節転移の有無に関わらず、しこりが胸壁に固着しているか、また皮膚にまでしこりが出てきたり、またしこりによって皮膚がむくんでいる状態になります。

 

VC⇒しこりの大きさに関係無く腋窩リンパ節と内胸リンパ節に転移が見られる状態です。または、鎖骨の上下のリンパ節に転移がある場合を言います。
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治療後はどうなのか?(生存率、予後、治療などは?)

 

乳がんはリンパ節に転移しやすいのが特徴ですが、早期発見・早期治療する事が出来れば、生存率は比較的高い傾向にあります。

 

しこりの大きさが2cm以下でリンパ節転移がある場合や、リンパ節転移に関係無く、しこりが2cm?5cmでの生存率は75%?90%と言われています。また骨や肝臓、肺などに転移が見られる末期の乳がんでも生存率は25%となっています。

 

乳がんのステージ別に見てみると、ステージ3の場合5年生存率はステージVaで76%、ステージVbでは66%となります。10年生存率はVaが65%、Vbは47%となっています。

 

ステージVの予後を見てみるとステージVaで温存療法(がんなどにかかった器官を全摘出せずに、薬物や放射線で治療したり、切除をがん部分のみにとどめたりするなどして、機能の温存をはかる治療法)を行った場合は転移や再発の可能性があります。再発をした場合、完治が困難になり予後が悪くなります。温存療法を選択した場合は薬物療法を行い定期的に検査を行い経過観察を行って行く事が重要です。

 

ステージVb?Vcでは薬物療法が中心となりますが、ステージVa同様に再発した場合には、完治は難しくなります。

 

ステージ3の場合、どのような治療が行われているのでしょうか?
乳がんの治療には「局所療法」と「全身療法」に分けて考えて行きます。

 

局所療法は更に「手術療法」と「放射線療法」に分かれます。手術療法では乳房全体を切除したりする場合と、がんの広がりを見て一部分を取り除く部分切除があります。「放射線療法」は乳房や転移した腋窩リンパ節に対して行われます。

 

全身療法には薬物療法がありホルモン療法、化学療法、分子標的薬の3つがあります。
ホルモン療法は乳がん細胞に関与する女性ホルモン(エストロゲン)の作用を抑えて、がん細胞が増えにくくします。化学療法は抗がん剤療法でがん細胞を集中的に死滅させます。分子標的薬ではがん細胞特有の物質(HER2タンパク)のみを標的とし正常細胞への影響は少ない治療法になります。
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